ダムの作品作りを始めたきっかけ【ダム Advent Calendar 2017】10日目
はじめに
この記事は ダム Advent Calendar 2017 10日目の記事です。
今日は自分の作品作りのきっかけを書きます。
入院した
突然ですが、肺炎で入院しました。
そのとき私は会社員として働きながら芸術大学の通信部で情報デザインを学ぶ社会人大学生でした。
立て込む課題、課題がなかなか合格せずに再提出続き、仕事は普通にある、眠気がくるのでご飯は食べない、夜中まで作業する……というような生活をしていた結果、年末に3週間入院しました。
課題の提出日というのが月1回となかなかシビアで、3週間休んだだけで年度中の合格に間に合うことができませんでした。
その年のうちに問題なく単位が取り切れていれば次の年に卒業制作に取り掛かれたのですが、取りきれず留年となりました。※通信制なので正確には留年ではないのですが。単に卒業が1年伸びました。
大学をやめようか迷った
この経験でやる気がなくしましたが、入院中に同じ部屋だったおばあちゃんから元気づけてもらったり(なんか本当に良い人だった)、家族の支えもありつつ、「また来年もやろう」という気持ちになりました。家族は若干呆れ気味でしたが。
私は取り切れなかった2単位を取るために1年多く在籍しました。ただ、その1年は卒業制作を成功させるためにきちんと有効活用しなければ!という気持ちになります。
ダムとの出会い
そのあと、高校時代の先輩から「今ダムが流行ってるらしい。行ってみない?」と誘われました。
「はーなるほど。そういう楽しみ方もあるのか。いい制作のネタになるかな」と思っていました。今度こそ卒業する必要があるので、どんなものでも制作テーマとして見ていました。別のものに誘われていたら別のものがテーマだった可能性があります。
そして出かけたその日、偶然、放流を見ることができました。
ものすごい勢いで出る水、 地響きで揺れる地面、 この水量を支えてるバルブすごくない?
これがダムにのめり込むきっかけとなりました。詳しくは明日の記事に書きます。
ダムめぐりを始める
「もしかしたら制作テーマにできるかもしれない」と確信できた私はダム撮影のためのカメラを買いました。
なんてことはない、普通のミラーレス一眼です。
後輩や家族に連れて行ってもらいながらダム写真を撮りためていきました。
無事に残りの単位も取り、次の年度には卒業制作を取れることができました。
いざ、卒業制作
一番初めの課題は調べた内容はあらかじめ報告書としてまとめて提出しておき、キャンパスに行って発表をする形になります。 ダムをテーマにします、と発表したときには驚かれました。ですがとても面白がってもらえました。卒制担当の先生方は厳しいですが好奇心旺盛な人が多いので、こういうのがいいんじゃないか、ああいうのがいいんじゃないか、など(勝手に)話を広げてくれることもありました。作品は撮りためていた写真があったので写真集の形式になりました。
当時の内容はブログに投稿してあります。
展示や手製本について becolomochi.hatenablog.com
卒業、それから
途中、厳しいアドバイスに気持ちが高ぶりすぎて先生の前でガチ泣きする事件もあったのですが、無事卒業できました(笑)
制作物の最終評価のプレゼンでの講評で、あるひとりの先生から今も心に残っている言葉を書けられました。
よくできているけどあなたらしさがないよね。 キャラクターを描いたりイベントに参加したり面白いことをたくさんやっていたのだからそういったものを期待していた
そうなんです。私は今までの自分とは違う作品を作りたくてこの作品を作っていました。
学校や仕事とは別で個人活動をしていたことを話してあったので、そのことを先生は言っていました。
「自分らしさってなんだ?」っていうのはずっと引っかかっていますが、今は、自分が好きなもの・無理なくできるものを手段として、伝えたいテーマを人に届けるように心がけています。難しい。
いろいろ作った1年
ダムカレーがぐるぐる回るGIFアニ(笑 becolomochi.hatenablog.com
ダムZINE 1作目
とにかく社会貢献したかったので売り上げの一部を尾瀬保護財団に寄付しました
becolomochi.hatenablog.com
ダムZINE 2作目 becolomochi.hatenablog.com
ダムの自作コンテンツまとめページ Damdom - べころもち工房
ZINEの販売はこちら
おわりに
今後も引き続きダムに出かけてよさを伝えられるようにやっていきたいです。